そもそも、わきがって何?

わきがは別名、腋臭症といいます。名前に「症」とつくものの、必ずしも病気というわけではありません



わきがとは、アポクリン汗腺から分泌される汗を原因として、脇の下から独特の強い臭気を発する体質のことを指します。

原因となる汗や臭いが胸まわりから出る場合はチチガ、デリケートゾーンから出る場合はスソワキガと呼ばれます。


実は、世界的に見れば、わきが体質の人の数は決して少なくありません。

アポクリン汗腺の量が多いほどわきがになりやすくなりますが、アポクリン汗腺の量は遺伝によって決定すると言われています。そして、わきがは優性遺伝するため、人類全体で言えばわきがの人のほうが圧倒的に多いのです。

ですが、例外的に日本や韓国、中国などの東アジアではわきが体質の人が5〜20%と少数派であり、体臭に対して厳しい社会的風潮があるため、わきがは深刻な悩みとなり、疾患として病院での治療対象にもなっています。

わきがは遺伝する!?

わきがの臭いの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗にあります。

人間の汗腺には2種類あり、同じ汗でもエクリン腺から分泌される汗は臭いにくいと言われています。


アポクリン汗腺から出る汗も、汗そのものは本来は無臭です。汗の中に含まれるタンパク質や脂質が皮膚上の常在菌によって分解されることによって、わきが臭の原因となる物質が生成されるのです。

アポクリン汗腺から分泌される汗には、この細菌のエサとなる脂肪分やタンパク質が豊富に含まれています。さらに、塩分がほとんど含まれていないので、雑菌が繁殖しやすい条件が揃っていると言えます。


一方で、エクリン汗腺から分泌される汗の主成分は水です。エクリン汗腺から出る汗の成分のうち約99%が水分で、残りの1%は塩分・尿素・アンモニア・カルシウムなどで構成されています。

雑菌の栄養となる成分がほとんど含まれていないので、臭いの原因にはなりにくい「臭わない汗」です。


わきがの原因となるアポクリン汗腺の量は遺伝により先天的に決定されます。

そのため、両親のうちどちらか片方がわきが体質の場合は50〜100%が、両方がわきが体質の場合は80〜100%がわきがを発症すると言われています。

わきがの診断方法

自分がわきがかどうかって気になりますよね?

自分で自分の臭いには気づきにくいため、「もしかしたらわきがかもしれない」と密かに悩んでいる人も少なくありません。


わきがの診断方法にはいくつかの種類があります。

耳垢が湿っている


耳垢が湿っている人は、わきが体質であることが多いと言われています。耳垢が湿るのは耳の中にあるアポクリン汗腺が原因のため、他の部位にもアポクリン汗腺が多く存在していると推定されるからです。

家族にわきが体質の人がいる


わきがは優性遺伝するため、片親もしくは両親がわきが体質の場合、その子どもにもわきがが発症する可能性が高いと言われています。

切開によるアポクリン腺の確認


わきがの原因はアポクリン汗腺から分泌される汗にあるため、アポクリン汗腺の量を目視で確認することでわきが体質かどうかを判断できます。専門医の手によってのみ可能な手段です。

専門医の嗅覚による診断


必ず専門の医師に判断してもらうようにしましょう。素人ではわきがの臭いとその他の体臭を嗅ぎ分けられず、わきがではないのにわきがだと勘違いしてしまう可能性もあります。


いずれの確認方法をとるにせよ、自分一人で判断するのではなく、専門医の診断を受けることが大切です。

中には、本当はわきがではないにもかかわらず、自分はわきがであると思い込み、自己臭恐怖症に陥ってしまう人もいます。不安な場合は、まずは病院に足を運ぶようにしましょう。

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